地域店が有利な時代だと考える理由シリーズの最終回。
今、日本全国だいたいどこに行っても、
有名ショッピングモールや、大型量販店があります。
カタログやチラシ、テレビなどの通販もいくらでもあります。
インターネットではどこからでも何でも買えます。
たくさんの商品の中から、自分の好きな商品を選べる。
指先1つカチッとするで、価格が安いお店を探すこともできる。
そんな便利な時代です。
さて、、、ちょっと変な質問をさせてください。
そのような便利さによって、私たちは幸せになったのでしょうか?
変な質問ですが、地域店がこれからの時代に有利だと考える、
もっとも根本の思想につながるので、質問させて頂きます。
大型店やインターネットなどによって、私たちはとても便利になりました。
でも、大型店やインターネットでは、何か心が満たされない感じがしませんか?
私たち人間の本性のようなものがあって、その人間の本性というプログラムは、
「便利」=「満足」という式にはなっていない感じがしませんか?
少なくとも、「便利」≠「心の満足」 便利さと心の満足は別でしょう。
人間には、「人と会って話したい」「つながりたい」という欲求があって、
その欲求は非常に強力で、決して消えることない。
そして今の時代は、その本能的な欲求が満たされることが少ない。
そんな感じがしませんか?
いろんな方とお話をすると、共感して頂ける方が多いです。
今後、この傾向は強まるだろうと、一緒に感じていただけます。
そうなると、これからの時代は、
「店員とお客さんが、気心知れた関係である店」
「店と客である以前に、人と人としての会話ができる店」
「お客様1人1人をよく知っていて、
その人にとって本当に良いと思える商品を、真心でオススメできる店」
そんな店の価値が非常に高くなりますよね、
そんなお店が求められる時代に向かっていると思います。
「モノ」より「心」と言われる時代にモノを売るには、
「モノ」と「心」を一緒に提供する必要があるのではないでしょうか?
だとしたら、そういった商売が得意な流通はどこでしょうか?
通信販売ではできません。大型店でも難しいでしょう。
そんな商売ができるお店こそ、地域密着型のお店です。
時代は今、地域店が最も得意な、
「人と人のやり取りを通じた商売」・「売り買いを通じて心を通わせる商売」
を求めるようになっています。
さらにこの流れを加速させたのが、東日本大震災です。
震災をきっかけに、多くの人が、
「家族の絆」「人の絆」「地域の絆」の大切さを再認識しました。
そして「地元の商店の存在価値」を多くの人が見直しました。
地元の店が元気に商売を継続して欲しい、そしてつながっていたい、
多くの人がそう思っている時代です。
つまり「地元のお店」というのは、
それだけで強みになる時代になってきているんです。
これが、地域店が有利な時代だと考える4つめの理由です。
そして、最も根っこにある考え方です。
ためしてねっとでは、地域店さんがそんな時代の風を受けて、正しく繁盛し、
これからの社会をあるべき姿に導いていくお手伝いをさせて頂きます。