第4話「ワクワク系マーケティングとは」
サトシ:「ふぁ~~~、よくねた、おっおはよう!!」
タケシ:「おはよう・・・ってもう12時だぞ、早く顔を洗って来い。ごはんにするぞ。」
サトシ:「はーい」
サトシとタケシの再会からはや3日、サトシは住居兼お店のタケシの家に居候をしていた。昨日は嵐のようなシゲルの訪問もあり、慌しい一日を過ごしたサトシはどうやら寝坊したようだ。
サトシ:「あ~うまかった。」
タケシ:「お粗末さまでした。デザートに大福もどうぞ。」
サトシ:「サンキュー!(モグモグ)やっぱうめぇ!!」
タケシ:「そうだろう?食後の大福とお茶は格別なんだ。それはそうとサトシ、そろそろ昨日言っていた・・・」
サトシ:「わかってるって。ワクワク系マーケティングのことについてだろ?昨日の夜はどんな風に教えるか考えてて夜更かししちゃったけどそのおかげで完璧ってもんよ。バッチリ教えてやるぜ!!」
タケシ:「あれ?昨日の夜は2人で呑んでサトシは酔いつぶれて寝たように見えたけど・・・あの後そんなことやってたのか。ありがとう、サトシ。よろしくお願いします。」
サトシ:「いいって。おう、まかせとけ!!(まあ、夜更かしなんてしてないんだけどね)」
サトシはタケシに嘘をついた。しかしこれは、今からワクワク系マーケティングを教わるタケシがこんな寝坊するようなやつに教わっていいのだろうかという不安感を取り除くためだろう。
サトシ:「じゃあ、まず初めに教えるのはワクワク系マーケティング考え方の基本だ。これは3つあって
① お客さんの行動が売り上げを生み出す。
② 人にフォーカスをする。
③ 収益源は顧客名簿
ということだ。この3つをまとめると、何人の顧客からどれくらいの買い物をしてもらえるかということが重要ってことだな。」
タケシ:「意外と簡単そうだなぁ。」
サトシ:「そうだろう。でもこの3つをずっと続けるのはなかなか至難な技なんだぜ。では次に、取り組み方の基本を教えよう。これも3つだ。
① 消費行動をしてくれる人を必要十分に持つ。
② こちらから働きかけて消費行動をしてもらう。
③ 人にフォーカスできる人材育成とチーム作り。
この取り組み方の基本は動機付けという言葉でまとめることができる。」
タケシ:「動機付け、この間も出てきたやつだ・・・どうやっていけばいいんだろうなぁ」
サトシ:「これにはいろいろな方法があって、今すぐできるのだとニュースレター、ちょっと手間がかかるのではお茶会を開くとかがあるな。
とまあ、ワクワク系マーケティングの2本柱は
① 顧客作り
② 動機付け
となる。ひとまず今できることから実行していこうぜ。」
タケシ:「そうだなぁ。今まで広告は出してたけどニュースレターという形で情報を発信したりはしてなかった。顧客も、常連さんとかはわかるけれどたまに来てくれる人とかはよくわからない。さっそくとりかかろう!!」
サトシ:「よっしゃー・・・おっとその前に大切なことを忘れてた。買うという動機付けについてもう少し掘り下げて説明をしなければ。」
タケシ:「なに?そんなことまで教えてくれるのか・・・早く教えてえてくれ!!」
サトシ:「その前にお茶と大福のおかわりをいただいてもいいか?」
お客さんがひとりもいない店内で繰り広げられる二人の会話。お店に活気を取り戻すための2人の戦いはまだまだ始まってもいない。
To be continued・・・
次回
サトシはより上手に動機付けをすることができるようその方法をレクチャーしていく。そして2人はついに実行していく。2人はお店に活気を取り戻すことができるのだろうか・・・次回「買うという動機付け」・・・こうご期待!!
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