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第1話「タケシの大福屋」

※ポケットモンスターとはこの世界のどこかにいるかもしれない不思議な生物たちのことで、アニメ版はサトシたちがポケモンと旅をするという冒険ファンタジーである。サトピカアウトプット編はポケモンの登場人物を基にした独自ストーリ-だと考えていただけるとありがたい。

 

第1話「タケシの大福屋」

大福

旅を始めたサトシとピカチュウ、

勢いで飛び出したもののいく当てもなく

ひたすら北へと足を進めていた。

 

サトシ:「勢いで飛び出したけれどどこに行けばいいんだろう・・・なぁピカチュウ」

ピカチュウ:「ピカァ~」

 

※外の世界に出るとピカチュウは黄色いねずみになってしまうのでここから先はピカしかしゃべりません。

 

(株)南九州デジタル(※ためしてねっとは(株)南九州デジタルの事業の一つです)を出てはや2日

歩けど歩けどあたりは木や草ばかり

2人の体力は限界に達していた。

 

サトシ:「あぁ、おなかもすいてきた・・・ん?あそこに店がある。いくぜ、ピカチュウ!!」

 

ピカチュウ:「ピッカァー!!」

 

おなかがすいた二人はあるお店に入った

看板には剛田屋とある。

そこは古びた大福屋さんだった。

 

?:「いらっしゃいませ~( _ _ )……」

 

サトシ:「(元気のないみせだなぁ・・・)お勧めはどれですか?・・・ってタケシじゃんか!?」

photo1 (2)

タケシ:「おっ・・・サトシ、ピカチュウ!!久しぶりだなぁ・・・」

※タケシはアニメのポケモンでサトシたちとずっと一緒に旅をしていました。

 

そこにいたのは昔一緒に旅をしていたタケシだった。

彼は旅が終わった後実家に戻り、

代々つづく大福専門店をついだらしい。

 

サトシ:「家業を継ぐとはいっていたけど大福屋さんだったとはなぁ」

タケシ:「サトシにはいったと思うんだけど」

サトシ:「そうだっけ?覚えてないや。しかし、お世辞にもきれいとはいえない店だなぁ(笑)」

タケシ:「まあそれはそうだろう。うちは100年以上続く老舗なんだ。ほら、味は確かだからたべてみろよ」

サトシ:「そうそう、おなかペコペコなんだった、いただきまーす・・・うまっ。このもちもちとした皮、中に入っているこしあんと最高にマッチしてるぜ」

タケシ:「よかった、喜んでもらえてうれしいよ」

 

うれしそうな顔をするタケシ、

しかしその後再び浮かない表情に戻りこう続けた。

 

タケシ:「でもなぁ・・・この店もうすぐ閉めようと思うんだよ」

サトシ:「え!?」

ピカチュウ:「ピカァ!?」

タケシ:「店の経営が苦しいんだ。うちは地元のお客さんと通りかかる旅人のおかげでもっていたお店だった。しかし数年前に近くに有名な和菓子屋ができてからはお客さんはみんなそっちにいくようになってしまったんだ。うちとしても広告を配ったり、新商品を開発したりもしたんだけどもう限界なんだ。」

 

拳を震わせてうつむくタケシ

サトシは思った。

何とかタケシの力になりたいと

サトシは言った

サトシ:「タケシ、後1年、いや半年だけでも俺たちとがんばってみないか?俺たちインターン先でワクワク系マーケティングっていうのを学んだんだ。これを実践すればきっとこの店は復活できる」

タケシ:「でも、もう無理だ。いろいろ手はつくしたんだよ・・・」

サトシ:「タケシ・・・」

ピカチュウ:「ピカピ、ピカピカピーカァ、ピッカウ!!」

タケシ:「ピカチュウ・・・」

サトシ:「ほら、ピカチュウだってこういってるぜ。やろうぜ、タケシ!!」

タケシ:「そうだなぁ・・・わかった、もう一度だけがんばろう。ありがとう、サトシ、ピカチュウ」

サトシ:「よっしゃ!!皆でがんばろうぜ」

 

サトシとピカチュウに元気付けられたタケシ

こうして2人と1匹は剛田屋の復活にむけて歩きはじめたのだった。

 

To be continue・・・・・

――――――

次回予告

サトシはある話をしはじめる。それはワクワク系業界ではあまりにも有名な『プリン事件』だった。過疎地といっても過言ではない廃業まで考えていたスーパーの経営をV字回復させるまでにいたった事件とは・・・

 

NEXT >> 第2話「プリン事件」

 

参考文献

出版社:角川書店

題名:「買いたい!」のスイッチを押す方法

著者:小阪裕司

DVD:ワクワク系マーケティング(作者は上と同じ)

 

 

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