こんにちは。
今日は少しマジメに、マーケティングのお話です。
ご商売をする中で、
「この商品はこんな人に」というターゲット層が
なんとなくでもあると思います。
今回のお話は、ターゲットの顧客を仮の人物像に仕上げることによって、
商品やサービスを提供する側がその顧客イメージを共有できることに
大きなメリットが期待できる
「ペルソナ(persona)」
という概念。
例えば、今まで普通に考えられてきたのは
男or女
年齢
居住地
居住形態
家族構成
などなど、割とおおざっぱな括りです。
それを、ペルソナの考え方では、仮に女性を軸に考えてみると
「時代をとらえる特徴的女性像」として
・Single(就業・子どもなし)
①シングル(アラサー、未婚)
②シングル(アラフォー、未婚)
③シングル(アラフィフ、生涯シングル予定)
・Single Mother(就業・子どもあり)
④シングルマザー(アラサー、非正規)
⑤シングルマザー(アラフィフ、正社員)
・DINKs(共働き・子どもなし)
⑥DINKs(アラサー、正社員、子どもは未定)
⑦DINKs(アラフィフ、非正規、子なし確定)
・DEWKs(共働き、子どもあり)
⑧ワーママ(アラフォー、正社員、子どもあり)
⑨ワーママ(アラサー、非正規、子どもあり)
⑩+トリプルケア(高齢出産による子ども・自分・親ケア)
・SINKs(専業主婦・子どもなし)
⑪専業主婦(アラサー)
・Sahm’ers(専業主婦・子どもあり)
⑫専業主婦(30代、子育て中)
⑬専業主婦(40代、子育て中)
⑭元専業主婦・ワーキングシニア(60代、夫退職、妻パート)
まだまだ細かく分けることができると思いますが、
このように、成人女性マーケットの代表的な消費者像を細かく設定し、
具体的に人物像を形成することによって
タイプ別の細かいマーケティングができるようになります。
象徴的なキーワード、価値観、購買欲、問題点などなどを挙げていくと
従来のおおざっぱな括りのターゲット像では分からなかったことが可視化されてきます。
これからの時代、男女の区別、働き方、家族の在り方などが
どんどん多様化していくことは、みなさんお分かりですよね。
そんな時代に則って、商売の仕方、在り方もどんどん変化させていく必要があります。
でもそれは、根本的なみなさんのコアとなる精神「WHY」の部分ではなく、
「HOW」や「WHAT」の部分です。
先代からの伝統のいいところは引き継ぎつつも、
例えば顧客のペルソナによってLINEを使ったりファックスを使ったり、
提案する商品を変えてみたりすることは、
きっとご自身の商売の面白さが倍増していくのではないかな、とも勝手に思っています。
既存の顧客をパーソナライズ(ペルソナ化、具体的な人物像を作ること)してみることで、
どんなタイプの方が多いのか、また少ないのかが分かってきて
興味深いと思いますよ。
というわけで、マジメに語ってしまいましたが
たまには、ね(笑)。